デザイナーズギルドの生地

 当店は、快眠寝具とオーダーカーテンを主に取り扱っていますが、オーダーカーテンに関しては主に国内メーカー品のみを取り扱っていました。

 インポートカーテンの場合、ほとんどが綿や麻の天然素材を使っているので洗うと縮んだり、ポリエステル生地に比べると耐久性、堅牢度(日焼けにくさ)が劣るのに高額なのであまりおすすめしておりませんでした。

 でも、柄は抜群にいいんですよね。好き嫌いはあるかと思いますが、それぞれの生地がそれぞれの主張をしているので柄を見るだけでもワクワクします。
正直、国内デザインの場合、どうしても角の丸い無難な柄が多く、展示サンプルを並べていても、パッと手にしたり目が行く柄ってあまりありません。

 と、いうことで今回思い切ってインポート生地を導入しました。
DG KIMONO BLOSSOM
これは、イギリスのブランド「デザイナーズギルド(DESIGNERS GUILD)」の「KIMONO BLOSSOM」シリーズの「F1897-02」で鮮やかなデジタルプリントがしてある綿100%の生地です。
大きな絵画調の花柄にトンボのデザイン。なかなか国内では見ることができない感じです。「KIMONO BLOSSOM」というシリーズ名からも分かるように、向こうの方のイメージする和のイメージなんでしょうね。

 「デザイナーズギルド」は、ライセンス品も多くあります。川島織物セルコンが既成カーテンやインテリア小物を販売していますし、以前は東京西川産業がふとんカバーを販売していました。
でも、これらの商品はブランド一部だけを抜き出してデザインを利用しているので、デザインコンセプトや色のコーディネートに統一感がありません。
海外ブランドの場合、シーズン毎(年2回または4回)にテーマを決めて新柄を発表しています。
シーズン毎に色合いや柄の傾向が違うので同じブランドでも、かなり見た目が違う場合もあります。

 コーディネート例としては、柄を見せるフラットカーテンやプレーンシェードがおすすめです。
生地の価格が国内メーカー生地より高いものがほとんどなので、両開きでカーテンを作る場合は、片方を柄で片方をそれに合わせた無地するアンシンメトリーなコーディネートで、価格を抑えて、変化をつける方法もあります。

 天然素材の生地なので洗うと正直かなり縮みます。
でも、天然素材は静電気を発生しないのでホコリを吸着することがなく、汚れはそれほど付きません。洗わず軽くホコリを払ったり掃除機で表面のホコリを吸ってやれば、長くお使いいただけます。

 正直、当店の規模ではすべての見本を用意したりすることは難しいですが、余裕があるときに順次柄を増やしていきたいと思っています。
7月には、最新シリーズの「SHANGHAI GARDEN」のサンプルブックが入荷予定です。
英国の「DESIGNERS GUILD」ホームページで、すべての生地がチェックできますので是非ご覧ください。

まくら

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