ふとんや枕のダニ対策

 桜の花ももあっという間に過ぎ、新録が芽生え気温もどんどん上がって過ごしやすいシーズンになってきました。
そろそろ冬ふとんを片付けて、春夏用の寝具をご用意される方も多いのではないでしょうか。
 
 これから梅雨に向けて湿度も上がってくると気になるのが、ふとんや枕の中に潜むダニです。
 
ダニ対策は万全ですか。
 
 「ふとん用クリーナーを使っているから大丈夫。」と思われている方も多いかもしれませんが、生きているダニはなかなか掃除機では取れませんし、表生地に紫外線を当てたとしてもふとんの中に潜むダニは効果がありません。
それでは、どのような方法がダニ対策で効果的なのでしょうか。
 
ふとんや枕のダニ対策 ダニ対策で大切なのは、ダニを死滅させることと死骸を除去することです。
ダニが生きていいれば繁殖し増えていきますし、ダニの死骸や糞は生きているダニの餌になりますし、アレルゲンとして拡散してしまいます。
ダニを死滅させる方法として効果があるのは熱と乾燥です。
60度以上の熱風を当てるだけでダニは死んでしまいますし、湿度50%以下の環境では数日で死んでしまいます。

 
 ダニを死滅させる目的でしたら、流行りのふとん専用クリーナーよりも、昔からあるふとん乾燥機の方が効果的です。
ふとん乾燥機のダニ除去モードを使用すれば、熱と乾燥でふとんの中のダニを死滅させることができます。
ふとん乾燥機がない場合は、アイロンのスチーム機能やスチーマーを使用するのがおすすめです。
スチーマーの蒸気はとても高温で、ふとんの内部まで届くので、蒸気をまんべんなくあてることにより効果的にダニを死滅させることができます。
 
 スチーマーで蒸気をあてた後は、湿気をなくすために風通しの良い場所でしばらく乾燥させましょう。
しっかり中まで乾燥させたら、ダニの死骸を掃除機で吸い取りましょう。
ふとん専用クリーナーやハンディクリーナーを使用しても問題はありませんが、ふとんノズルを付けた通常のキャニスター型掃除機の方が吸引力が高いのでおすすめです。
 
 なかなか面倒な作業だなと思われる方は、ふとんの丸洗いクリーニングをおすすめします。
ダニの餌となるダニの死骸や糞、人間から出た垢などの老廃物を洗い流し、熱風乾燥で生きているダニも死滅するので安心してお使いいただけます。
当店で取り扱っているオーダーメイド枕の様に洗濯可能な商品は、ご自宅で洗ってみるのも良いかもしれません。その際は、しっかり乾燥させるようにしてください。
 
 また、ベッドマットれるなど丸洗いが難しい寝具もありますし、なかなか頻繁に丸洗いができるわけではありませんので、普段のダニ対策としてダニ取りマットという商品もあります。
日本アトピー協会推薦のハウスダスト対策に最適なダニを吸着するしーとです。
 「昭和西川のダニとりマット」は、天然フルーツエキス配合誘引剤と粘着シートが入っており、誘引剤に誘われたダニがマットに入り、粘着シートに吸着し、ダニをしっかりキャッチします。
生地にはハウスダストの働きを抑えるSNフレッシュD加工を施しており、殺虫剤は使用していないのでお子様のふとんにも安心してお使いいただけます。
日本アトピー協会推薦品で、半径約1.5mにマット1枚を目安に設置し、約3ヶ月間効果が持続します。
昭和西川のダニとりマットは、2枚入り1,200円+税、4枚入り2,000円+税で販売中です。
 
 ふとんのお手入れ方法で疑問質問等ございましたら、お気軽に睡眠環境寝具指導士の在籍している当店にお気軽にお問い合わせください。

 

まくら

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