ロールスクリーン
窓装飾プランナー
先日、窓装飾プランナーの認定証が届きました。
聞き慣れない資格ですが、それもそのはず去年の9月に第1回の試験が行われた出来たてホヤホヤの資格制度で、第1期生ということになるんですかね。
窓装飾プランナーとは、カーテン、ロールスクリーン、ブラインド等の窓周り装飾についての知識を有し、生活スタイルや嗜好に合わせた窓装飾のコーディネート、アドバイス、説明等ができる人材ということです。
この資格は、サンゲツや川島セルコン、TOSOなど大手のカーテン、部材メーカーが会員の一般社団法人日本インテリアファブリック協会が立ち上げ、第1回の今回は699名の窓装飾プランナーが誕生しました。
窓装飾プランナーになっても、別に何かできるという訳ではありませんが、窓装飾プランナーとしてお客様にカーテンのプランニングをする際は、いままで以上に責任感を持たないといけませんし、お客様に満足してもらえるように常に最新の情報を入手し、その知識と情報を生かしてご提案ができないといけません。
でも理想と現実、夢見てばかりでは、予算も多くなるし、実用的にならない場合もあります。使い勝手を重視して見栄えをおろそかにしてもいけません。
バランスをとって、お客様に納得頂けるような提案ってなかなか難しいですね。
でもがんばらなければ・・・
ご相談いただけましたら、できる限りご希望に添うかたちでプランを作成しますので、お気軽に声をおかけてくださいね。
カーテンは、窓装飾プランナーのいるお店で買いましょう!
吹き抜けの玄関窓
台風一過、また夏の熱い日射しが戻ってきました。
本日取り付けにお伺いしましたお客様のお宅ですが、吹き抜けの玄関に南側上部にアーチ型のFIX窓、その下に上げ下げ窓があり、この季節は日射しが強くて玄関の中に熱がこもってしまうので何とかしたいということで、このようなかたちでご提案させていただきました。
どうしても昼間窓を撮る場合、外の明かりが強すぎてうまく撮影できません。下手な写真でご容赦ください。
上部の窓はアーチ型のFIX(はめ殺し)窓なので、この窓を隠すには、アーチ部分を無視して四角にロールスクリーンや、シェード、カーテンを窓枠外側に取り付けるという方法もありますが、せっかくのアーチ部分を生かしたいとうことでなくなりました。
アーチを見せる方法としては、アーチ状の窓枠内側にカーブレールを取り付け、デザインレースを取り付ける方法と、アーチタイプのブラインドを取り付ける方法があります。
今回は、日射しの調整が目的だったのでアーチ型ブラインド(タチカワブラインド・シルキーカーテン・アーチタイプ・遮熱スラット)を採用しました。アーチの半円部分は昇降はできませんが、羽根の回転により日射しの調整ができるようになりました。
下の上げ下げ窓は、目線にも近くなるため見た目重視でブラインドではなくロールスクリーンを採用しました。只、単に無地ですとちょっとつまらないですし、プリント柄もあまり種類がないですので、レーザー光線でロールスクリーンの幕帯に穴を開けるレーザーカット仕様(TOSO・マイテックループ・レーザーカットタイプ)にしました。
カットされた模様の部分だけ光が漏れるので、昼や夜など部屋の外内の光の強さによって多様な見え方を楽しむことができます。
また、窓の外側の先は道路なので、窓枠内下部にはミラーレースのカフェカーテンを取り付け、直接の目線を遮るようにしました。
玄関にある窓場合、見た目(デザイン)重視で取り付ける場合が多いので、スタイルカーテンやカフェカーテン、ローマンシェード等が多いのですが、その窓が南側や西側にある場合は日射し対策も重要です。
今回のお客様も、冬は負を取り入れて暖かくしたいけど、夏場の熱気に毎年悩まされているということで、日射しの量を調整可能なブラインドとロールスクリーンをご提案させていただきました。
当店では、間取りに合わせた色々な窓装飾のご提案をさせていただいていますので、お近くの方はお気軽にご相談ください。
江南市B様、この度はお買い上げ賜り誠にありがとうございました。
階段の間仕切り
当店のホームページの閲覧数で最近多いのがリビングにある階段から冷気が入るのを防ぐには?というページです。
やっぱり悩んでいる方は多いみたいですね。というよりも、思ったより悩んでいる方が多いことにびっくりしました。
これは、工務店やハウスメーカーの説明不足も問題なのかなとも感じます。ある地元の工務店さんは、リビングに階段を取り付けるときは必ず仕切れるように引き戸やドアを取り付けてあります。ちょっとしたことですが、見た目ばかりに気をとられているメーカーさんが多いのですかね。
先日お伺いしたお宅は、2階にリビングがあり、そのリビングに1階と3階に抜ける階段があるので冬は暖かい空気が抜けてしまうし、夏も3階から暑い空気が入ってきて何ともならないというこで、ロールスクリーンで間仕切りがしてありました。
只、ロールスクリーンですと、どうしても隙間が空くし、出っ張りに当ったり、階段の直ぐ横にもドアに干渉したりとあまり使い勝手が良くないようでした。下地の関係で、あまりしっかり固定できていないみたいでしたし、取り外してレールとカーテンを取り付けたらどうでしょうかとご提案させて頂きました。
間仕切りでカーテンを取り付ける場合は、レールの両サイドにマグネットを付けておくと開閉が自由で使い勝手が良く便利です。
昨年施工させて頂きましたお宅は、リビングの上が吹きぬけで、2階の踊り場からリビングを見下ろせる作りになっていたのですが、やはり暖かい空気がみんな上に行ってしまうので、結構無茶な方法かとは思いましたが、2階踊り場の手すり下と、反対側の壁にレールを取り付け、数枚の上下の両側にフックを取り付けた大きなフラットカーテンで天井を覆ってしまうという方法を用いました。
家の構造によって方法は変わってくるので、お近くでお悩みの方は是非一度ご相談ください。完璧な方法は難しいかもしれませんが最適な方法をご提案させて頂きます。
リビングにある階段から冷気が入るのを防ぐには?
冬場になるとリビングインの階段があるお客様から「部屋が全然あったまらなくて寒い。」という声をよく聞きます。
暖かい空気は軽いので上に行きますし、寒い空気は下へ行きます。いくらエアコンをかけていても足元は冷えるというのもこのためです。
対策としては、
・上の暖かい空気を下へ降ろす。
・冷気が入るのを防ぐ。
ということが考えられます。
上の空気を下へ降ろすには部屋の中の空気が対流するようにすればいいのですが、これを強制的に行う「サーキュレーター」なるものが家電店等で販売されています。
「サーキュレーター」は、直線的に風の出る扇風機のようなもので、これを部屋の隅で真上方向に風を当てると、空気が強制的に対流しだすので、足元の冷えがかなり改善されます。
しかし、部屋のどこかがオープンな状態ですとうまく対流が起こりません。
特にリビングにある階段は、ちょうど煙突のように暖かい空気を上に逃がし、冷気をどんどん部屋の中に入れてしまいます。
その為には、階段の入り口付近を塞いでしまえば良いのですが、階段の付き方によってはなかなか難しいところもあります。
また、通常の窓よりも出入りが多いのでそのことも考慮しなければいけません。
よく使う方法では、
・ロールスクリーンを取付る。
・カーテンを取り付ける。
があります。
間仕切りなので、表裏両側から開閉できなくてはいけないですし、突っ張り棒みたいなものでも通るとき引っ張るのですぐに落ちてしまいます。
ロールスクリーンを取り付ける方法は、階段入り口の天井付近にロールスクリーンを取り付けのですが、ロールスクリーンを下げた時は、フラットで壁と同化しますのでとてもすっきりします。操作も真ん中のヒモを引っ張るタイプでも、片側に垂れ下げたチェーンを操作する方法でも、表裏両側から操作が可能なので間仕切りには適しています。
ロールスクリーンはドラム(布が巻いてある筒)の部分を支えるアームがあるのでどうしても両側に隙間ができます。しかし部屋全体の対流を考えた場合さほど影響はないでしょう。
ロールスクリーンにする場合のデメリットは、リビングに対して四角に空いている階段しか取付できなかったり、階段の手すりが出ている場合引っかかりを注意しなければならないといことがあります。また、上に巻き上げればすっきりとはしますが、昇降用のヒモやチェーンが垂れ下がった状態のままになります。
カーテンを取り付ける方法は、カーテンレールをリビング側、階段裏側、壁上天井のいずれかに取り付け、やや厚めのカーテンを擦るくらい長めで作成し、取り付けます。1.5倍ヒダ程度で作成すれば、裾が広がりますので隙間が少なくなります。階段の途中まで空いているタイプでも、ある程度対応が可能です。また、やわらかい布になりますので、のれんのようにぺらんとめくって出入りすることも可能ですし、手すりに当たっても曲がるので問題ありません。
カーテンを取り付ける方法のデメリットとしては、何といっても見栄えが悪いということでしょう。リビングの他のカーテンの色柄に合う生地を選ぶ必要もあります。また、常にカーテンが垂れ下がっているので邪魔な感じがするでしょう。
だた、夏場等使わないシーズンは取り外しができるので外しておけば、レールが残るだけなので逆にすっきりするかもしれません。
当店での事例ではどちらが多いかというと、だいたい半々位です。他の方法で、アコーデオンカーテンを取り付けたり、大きなのれんを別注で作成したりという方法もあります。
リビングと階段の接続部のかたちによっておすすめする方法が違ってきますので、発注の際はよく業者と話し合って行うことが大切でしょう。
ウチだけと思われている方もいるかもしれませんが、案外悩んでいる方は多いです。毎年寒い寒いと感じているのなら是非一度対策を考えてみましょう。