カーペット
お寺にカーペット
今日は朝からいろんな所に採寸や納品に行ってきたのですが、最初にお伺いさせていただいたのが市内の寺院で、リフォームした玄関と部屋のロールスクリーンとカーペットの採寸をさせていただきました。
そういえば、お寺様からカーペットの注文を最近ちらほらいただきます。
基本的に寺院の建物は廊下以外は畳が基本ですが、控え室の畳の部屋に敷いたり、本堂で法事や法話があるときに敷いたりするそうです。
最近は、檀家の方々も高齢化が進み足腰が弱くて、今までみたいに畳の上に座布団を敷いて正座するということが難しい方が多くなっているそうです。
その際に椅子を使うのですが、畳が痛まないようにカーペットを下に敷くのだとか。
昔は毛氈(もうせん)やニードルパンチカーペットのような薄い物を使っていたそうですが、やはりクッション性の良いカーペットの方が評判は良いようです。
只、分厚くて密度の細かい高級カーペットは重いので、あまり厚すぎず軽くて使わないときは巻いてしまっておけるややお値打ちなカーペットの方が使い勝手が良いみたいですね。
「お寺は畳。」って思っていましたが時代は変わるものなんですね。
カーペットは、畳サイズが基本ですが、柱や窓部分の凸凹をカットしたり、掘りごたつ用にくり抜いたり、センターラグとして円形にしたり1cm単位なら自由にお作りすることが可能ですよ。
フリーカットは縦横の平米計算となるので、細長い廊下敷も案外お値打ちにピッタリサイズでお作りできます。
御見積も無料ですのでお気軽にお問合せください。
お部屋に合わせて置くだけ簡単「ユニットラグ」
先日、江南市のT様宅(といってもウチの実家ですが・・・)に50cm角のパネルタイプカーペット「ユニットラグ」を敷いてきました。
「ユニットラグ」は、川島織物セルコン社から発売されている商品で、従来の部屋に敷き詰めるパネルカーペットと違い、必要な所にだけ敷くセンターラグ的な使い方を想定しております。
ですので、従来のパネルカーペットと違い柄物タイプがあるんです。
上の写真は実際に敷いた人気のギャベ調の柄です。
50cm角のパネルタイプですから、組み合わせによって大きさやデザインパターンも変更でき、もちろん丸洗い可能なので部分的に外して洗ったり、取り替えたりすることもできます。
撥水加工で汚れもつきにくく、クッション性も良いので、フローリングでは足を痛めやすいペット用としても、お子様やお年寄りの転倒防止用にも最適です。
くっつけてラグとして使うのもいいですが、単品で座布団のように使うこともできますよ。
このユニットラグの最大の特徴ですが、裏面に発泡吸着加工を施しているので、両面テープやのりを使わなくても、フローリングの上に置くだけでほとんど滑りません。従来のパネルカーペットですと敷き詰めではないと、カーペットの四方に枠を組んでその中に敷かないと歩くたびにずれていってしまいます。でも、このユニットラグは枠を組まなくても、そのまま敷きたい所に敷くだけでピタッと吸着してくれるのでとても使い勝手がいいんです。
もちろん、フローリングに痕が残ることもありませんし、床暖房も大丈夫です。但し、畳の上に敷く場合は、畳の目に合わせて多少ずれる場合があります。
T様のお孫さん(ウチの息子ですが・・・)が、こんな感じユニットラグの上で実際に暴れていましたが、カーペットがずれることはありませんでした。
柄や種類もいろいろございます。お気軽にお問合せください。
価格は、6枚セットで12,600円~25,200円です。
タブリーズ?ギャベ?
先日メーカーさんが面白い商品を持ってきてくれました。
ウールの手織り玄関マットなのですが、ご存じの方も多いかとは思いますが、どっから見てもペルシャ絨毯のひとつ「タブリーズ」そっくりなんです。
手織りの絨毯は、産地や織り方によりいろいろ種類が分かれていますが、ペルシャ絨毯も「クム」、「タブリーズ」、「イスファハン」、「ナイン」等産地によって区分けがされています。
その中でも、最大の産地が「タブリーズ」で、その代表的な柄にそっくりなんです。
先程からそっくりですと言っていますが、実はこれ、インド製の手織りなんです。
インドもムガール帝国時代から手織りのカーペットを生産しているのですが、どちらかといえば織りの粗い少し厚めのイメージをれる方が多いと思いますが、こちらの手織りマットは、かなり細かくしっかり織ってあり、クオリティ的にもオリジナルと遜色がありません。
実際にイラン人のバイヤーに聞いてみても違いが分からなかったそうです。
価格は、60cm×90cmで37,800円と、オリジナルの半額以下となります。
ウールの手織りは非常に丈夫なので末永くお使いいただけますよ。
他のサイズも秋の売り出しに向けて準備中です。
是非実物のクオリティをお確かめください。
そして、こちらも人気のウール手織り「ギャベ(ギャッベ)」のマットです。
これもまたインド製なんです。
ギャベというと、これまたペルシャ(イラン)が本物というイメージがありますが、ギャベとは目が粗くて毛足が長い絨毯という意味なのでこちらはそっくりさんというよりは、産地違いと言うべきなのでしょうか。
インド製のギャベも「インディアンギャベ」といってリーズナブルで人気ですよ。
こちらも各種マットサイズ入荷予定です。
こんなのもあります。
40cm×40cmの正方形で厚みがあるので、シートクッションや座布団代わりにも最適です。
価格も特価で1枚2,980円です。10枚位しかありませんので早い者勝ちですよ。輸入品なので次回入荷は未定です。
個人的には織りの粗いギャベやキリムよりは、織りのしっかりしたパキスタンやペルシャのウールカーペットが好きなんですけど、若い人にはギャベの方が人気なんですよね・・・
秋冬に向けて、面白い商品が続々入荷しております。またいろいろご紹介できたらと思っています。ご期待ください!!
ムートンのお手入れ
だんだん暑くなってきて、冬場に使ったムートン(羊の毛皮)をクリーニングに出したいと言うお客様が多くご来店されます。
天然の毛皮であるムートンは、温度と湿度を調節してくれるので、本当はオールシーズン快適にお使いいただけるものなのです。
夏場にクーラー無しではさすがに暑苦しいですが、エアコンのある部屋で適度に風が当たると本当に気持ちいいですよ。
でも、見た目的に暑苦しいのでやはりこの季節にしまわれる方が多いのも事実です。
当店では、特殊クリーニング業者と提携しているのでムートンの丸洗いクリーニングをお受けすることもできるのですが、あまりおすすめはしておりません。
その理由は、ムートンは天然素材で一本一本の毛に油脂分があるのでもともと汚れが付きにくい素材であるということと、丸洗いしてしまうとその油脂分が洗浄によりなくなってしまうと独特の光沢感とやわらかさが失われ、風合いが確実に落ちるからです。
それでもと言う方には丸洗いをする場合もございますが、通常は、ムートンやじゅうたん専用の洗剤というのをおすすめしております。
これがその洗剤「コスモシルクロード」(2,300円)です。この洗剤は主成分がオレンジオイルで、ウールやシルク等の素材を炒めることなく汚れを落としてくれる優れもので、これ一本で6畳カーペット10枚分洗浄できる位の量が入っているので経済的です。
それでは使い方を解説しましょう。
まず掃除機で大きなゴミやホコリを取り除きます。本当はブラシ付きのでやりたいところですが、衛生面とひっつきを防ぐということでふとん用ノズルを使用しています。
ここで「コスモシルクロード」登場!!
部分的に汚れが目立つ部分は直接スプレーして固く絞ったぞうきん等でこすり汚れを取り除きます。その後、上から全体にまんべんなくスプレーしていきます。
洗浄液が全体に行き渡るまで20分程放置します。
全体をまんべんなく固く絞ったぞうきんで、ブラッシングするようにこすります。
そうすると汚れが浮き出てきて大きなホコリのように固まりになります。
目に見えて汚れが出てくるので案外面白いですよ。
ほら、こんなに汚れがでてきました。
このような大きな汚れのかたまりは手で取り除き、全体が乾くまでしばらく待ちます。
しっかり乾いたのを確認したら、もう一度掃除機を全体にかけ、浮き出た汚れを吸い取ります。
これでムートンの洗浄完了です。
毛並みが不揃いな所は、ペット用のブラシでブラッシングしてください。
毛が固まったり寝てしまったりした部分はアイロンの蒸気をあててからブラッシングすると復元性が高くなります。
ここからはオマケですが、当店でお買い上げ頂いた商品でしたら銀イオンの消臭殺菌液を噴霧致します。
羽毛ふとんの表生地の消臭殺菌も好評ですよ。
収納前のお手入れとしては、ムートンは毛皮なので乾燥に弱く乾燥すると毛が抜けてしまう場合もありますので、天日干しは避けてください。
風通しの良いところに1日位置いてから、不織布のふとん袋やいらなくなったカバー等、通気性のある布で包んで高温多湿になる場所を避けてしまってください。新聞紙でくるんでもいいです。防虫剤もたたんだときに少し挟んでおくと安心でしょう。
お手入れ方法で分からないことがございましたらお気軽にお問合せください。せっかくお買い上げいただいた商品ですので長く快適にお使いいただきたいですものね。