施工事例
モノトーン系お部屋のアレンジ
先日、江南市内でリフォームされたI様のお宅へカーテンを取り付けさせていただきました。
I様のお宅は、リビング、アイランド型キッチンとダイニングが1つの大きな空間でつながっており、白と濃いめのグレーのモノトーン調で統一されていました。
I様のご希望は、モノトーン調の部屋のイメージを損なわず、実用度も高く、ちょっと個性が出る感じということでした。
リビングのベランダへ出る窓と、ダイニングの腰高窓はスクエアなイメージの装飾レールを取り付けて、シンプルなシルバーのラインの入ったミラーレースと黒の地に光沢のある白のロープ調の織り柄の入った生地をお選びいただきました。
ベランダ窓は出入りのし易さ、ダイニングはメンテナンス(洗濯)のし易さから昇降タイプのローマンシェードを選ばず、通常のカーテンにしました。
カーテンは波状のヒダができるので夜明かりをつけたとき、ロープ調の柄の反射具合が微妙に変化して深みが増します。シンプルな無地でも良かったのですが、メインになる部分でしたので柄の入った生地をお選びいただきました。
西側には、丁度目線辺りに横長の窓があり、そこは壁と同化させる方向で無地の遮光生地のロールスクリーンにしました。
リビング部分の東側の壁は、他の壁と違い濃い目のグレーの壁紙をアクセントで貼ってあります。
真ん中にテレビを置く予定の左右の部分にある小窓には、調光ロールスクリーンを取り付けました。
この窓は、小さいですがリビングの目立つ所にあり、アクセントとして何か面白い物をつけることはできないかとお客様が一番頭を悩ました箇所になります。
通常のロールスクリーン、調光ロールスクリーン(ターンアップスクリーン)、ダブルシェード、プリーツスクリーン等、色々候補が挙がりましたが、レースの機能も備えるもの、すっきりした見た目、光漏れも少なくということで、TOSOの調光ロールスクリーン「ラクーシュ」に決まりました。
一般的な調光ロールスクリーン(ターンアップスクリーン)は厚地生地とレース生地が縞状につながった生地を重ねることにより光を調節する構造ですが、どうしても2枚の生地の間に空間ができてしまうのでレース部分を隠した状態でも隙間から多少光の漏れがあります。
また、レース部分を出した場合でも半分は厚地生地部分が見えてしまっているので半分位しか光を取り入れることができません。
TOSOの調光ロールスクリーン「ラクーシュ」は、巻き上げや途中で止めるときには折りたたまれて1枚の生地のようになり、通常のロールスクリーンと同じようになります。
しかし、一番下までスクリーンを降ろすと、写真のように折りたたまれた生地が開き、レース部分が現れます。見た目的には横型ブラインドの羽根を開けた感じになります。
ウッドブラインドですとかなり圧迫感が出てしまいますし、アルミ系ブラインドですと冷たさがあります。調光ロールスクリーン「ラクーシュ」は、モノトーン調のモダンな雰囲気を壊すことなく、適度に柔らかさを出すことができました。
1つの部屋の中で複数のスタイルが混じってしまうと統一感がなくなりバラバラな感じになってしまう場合も多々あります。今回は1つの部屋でカーテンとロールスクリーン、調光ロールスクリーンと3種類のスタイルを用いました。
今回の場合、窓のある方角、窓の大きさ、壁紙の色が違うのでメインでカーテン、アクセントで調光ロールスクリーン、ベース(目立たせない)でロールスクリーンをそれぞれ違う役割に分けてコーディネートしたことにより、全体の空間としてはまとまった感じになったのではないかと思います。
I様この度は、当店ご利用いただき本当にありがとうございました。
シビラのカーテン(施工事例)
3月末は、ご新築のカーテンが多くバタバタでしたが、2方に広い窓がありウッドデッキにつながる開放感のあるリビングの家や、庭へ通じる全開になる260cm幅の掃き出し窓がある家など、特徴のある施主様の思いのこもった家が多かったです。
そういう特徴のある間取りに合う窓周りのコーディネートをご提案しないといけないのは、(色柄やご予算の面で)なかなか難しいですね。でもこだわりのある方はイメージがはっきりしているのでおすすめしやすいところもあります(勉強不足でなかなかコレというのをご提案できない場合も多いですが・・・)。
今回ご紹介させて頂きます江南市のO様邸も、英国風の外観と内装で、照明等細部においてもしっかりご自分達の好きな物を選ばれているとても素敵なお宅でした。
通常当店でカーテンをお選び頂く場合、各部屋ごとにお店で候補となる柄を数店選んでもらい、その柄を実際のお宅で柄合わせをさせて頂いていますが、O様のお宅に柄合わせにお伺いした時は、クロスも貼られておらず、床の養生もそのまま、まだ大工工事が終わっていない状況でしたので、柄合わせといっても単に見本生地を持って行っただけみたいになってしまいましたが、さすがというかこだわりを持っていらっしゃる方はそんな状況でもピッタリの柄を選ばれます。
我々ではどうしても無難な柄をおすすめしてしまうので個性的な部屋にはならないんですよね。
リビングダイニングは、人気ブランド「シビラ」の最もポピュラーな柄「フローレス」。なかなかこの赤色が他では出せないんですよね。ちょっと柄がキツくなるかなと思いましたが、実際は部屋にとても良く合っていて素敵な空間になりました。レースは廣間外から部屋の中が見えにくい葉模様のミラーレースを合わせました。同じ「フローレス」柄のプリントレースもありますが、こういう柄のカーテンには白いレースがよく似合います。
ダイニングも家具や照明と良くマッチしています。シビラシリーズは2級遮光、形状記憶加工付きなので、光漏れも少なく、ウェーブかとても美しく出ます。
リビングには直接2階へ登る階段があるのですが、夏場の熱気や特に冬場の冷気が侵入しないように間仕切りのロールスクリーンを取り付けました。あらかじめ設計段階で間仕切り用のボックスが作ってありましたのでスッキリ収めることができました。
寝室は、トラディショナルな織り柄で渋くまとめています。遮光の無地とかでもいいですけど、濃い色合いの生地に織り模様が浮き出て高級感がありますね。
じつは、1面だけ壁紙を大胆なつた模様になっているのです。こちらの面にある縦長窓には、シンプルな無地のロールスクリーンを取り付けました。
子供部屋も、女の子らしい淡いピンクの地に白のつた模様の入った壁紙とキラキラのシャンデリアがとてもかわいいお部屋でした。写真にはありませんが反対側の壁はやや濃いめのピンクの無地になっています。1面だけにアクセントになる色を持ってくるととてもお部屋が引き立ちます。
カーテンは、アリス柄。レースも刺繍やスパンコールの入ったかわいい柄で、お姫様気分にさせてくれます。
シンプルな無地調もいいけど、やっぱり子供部屋は子供らしい柄やインテリアがいいですね。
階段にある2連の小窓には、トルコレースのカフェカーテンを取り付けさせていただきました。何にも付けない時と雰囲気が全然変わりますよね。
工期ギリギリまで終わらず、お引っ越しも近い中、ご無理言って撮影させて頂きました。
O様この度は本当にありがとうございました。