へたったマットレスの延命措置
以前に書いたブログで「へたったマットレスの上に敷ふとんを敷いても・・・」という記事が、検索に引っかかりやすいのか毎日閲覧記録が残っています。
記事の内容は、へたったベッドマットレスの上に何か敷いもあんまり意味がないよ・・・ということなのですが、閲覧数が多いということはそれだけ悩んでいる方が多いということなのでしょう。
そういう方に、推奨はしませんが、ちょこっとだけ延命措置の方法を紹介します。
マットレスがへたるのは寝る上の部分なので、そこをどうにかしたいと思えば、マットレスの上に何か硬いものを敷けば良いと考えてしまいますが、それは前述の通りりあまり効果がない場合が多いです。
「逆に考えるんだ、上からかぶせるのではなく下から押し上げればいいと考えるんだ。」
へたりがあるということは、その部分の持ち上げる力が衰えているということなので、へたりがある部分を下から押し上げれば、へたった部分のサポート力を多少戻すことができます。
具体的な方法を紹介します。
マットレスでへたりが出る部分は主に仰向けで寝たときの背中とお尻の部分です。
これは、身体の中で出っ張っている部分であるとともに、全体重の背中は33%、お尻は44%を占めている重い部分であることが原因です。
そのへたりを生じている部分の下(マットレスと床板の間)に、クッション性のある厚みのある物を敷けば、表面上はあまり変わらないように思えますが、下からの押し上げでへたった部分の寝心地が変わります。
例えば、こんな風に床板の上に少し大きめのバスマットを背中からお尻にかけての部分に敷いてあげます。
マット類は、弾力と厚み、吸湿発散性に優れていますのでおすすめですが、他にも新聞紙や雑誌とかでも良いかもしれません。
厚みや大きさは、個人差がありますのでいろいろ位置を変えたりして確かめるしかありません。
もし、マットの上に敷くオーバーレイ寝具の購入を検討されているなら、この方法を一度お試しになってください。
しかし、へたりがきているということは、そのマットレスの身体を支えるための寝具という寿命は尽きているということなので、延命措置を施しても劇的な改善にはならないでしょう。
また、10年以上お使いのマットレスということでしたら、マットレス自身も汚れている可能性が高いので、衛生面から見ても買い換えの時期にきていると考えてください。
マットレスのへたりが気になったら、やはり第一に自分の隊形に合ったマットレスへの買い替えをおすすめします。
予算的に厳しい場合は、耐久性に劣ったり、自分に合っていない安いマットレスへの買い替えや、上に敷くオーバーレイ寝具を購入するのではなく、マットレスのへたりに対しての延命処置を施し、しっかり自分の納得できるマットレスを買うために計画的に貯金をしてください。
延命措置を行うのは、買い替えの準備期間と考え、しっかり自分の体型に合ったマットレスお選びください。
寝窓工房ユーキでは、最新の体型測定器と体圧センサーで測定、そのデータをもとに自分に合ったマットレスや敷ふとんをご紹介致します。
お近くの方で、敷寝具や枕でお悩みの方はお気軽にご相談ください。