モコモコの羽毛ふとん
11月に入り、やっと寒さが感じられるようになりました。
そろそろ冬ふとんに切り替えた方も多いのではないでしょうか。
最近は、大手通販やテレビショッピング等で羽毛ふとんが出ているのをよく見かけます。
どれもふっくらしていてモコモコでボリュームたっぷりに見えてあったかそうです。
でも、本当にあったかいのでしょうか?
例えば、写真のような羽毛ふとんですが、結構モコモコしていてあったかそうに見えませんか?
でも、こちらは羽毛の充填量が1kgの通常の羽毛ふとんよりやや薄い合掛けふとんで、真冬で1枚で使うと寒がりの方はちょっと物足りないかもしれません。
羽毛の充填量が少なくても、側生地が薄くて軽ければ、見た目あったかそうなモコモコ感を出すことができるんです。
同じ羽毛ふとんを、側生地を引っ張って撮影するとこんな感じになります。
全然見た目が変わりますよね。
実際に使用する場合のカサはこれに近い感じになります。
モコモコしている方があったかそうに見えますが、羽毛ふとんは本来、中に充填された細かい羽毛が膨らんで、その中にたっぷり空気をため込むことで空気の壁を作り、保温性を保つものなので、膨らんでいる箇所と膨らんでいない箇所があるモコモコの状態というのは、保温性にムラができている状態ということになります。
羽毛ふとんが、表の生地と裏の生地を直接縫い合わせる直接キルトではなく、表の生地と裏の生地の間にマチ(壁状のしきり)をつける立体キルト加工を施しているのもこの為で、モコモコせず、全体が均等に膨らむものの方が実際には保温性が高いと言えます。
最近の通信販売や量販店で販売されている羽毛ふとん。あったかそうに見えるしお値打ちに感じますが、価格の違いには品質の違いが必ずあります。モコモコ感にだまされず、実際の商品を押さえたときの弾力をお確かめください。
当店では、あまりモコモコしていない、均等に膨らんでいる保温性の高い羽毛ふとんを多数ご用意しております。
価格の違い、品質の違い、分からないことがございましたらお気軽にスタッフにお尋ねください。