オーバーレイタイプ敷寝具(マニコスモ)

 先日オーダーメイド枕を見にご来店のお客様。
肩が痛くて安眠できないということで体型測定をしたのですが、スリムで背中とお尻が出ていて腰や足部分が引っ込んでいる典型的な「W型」の体型の方でした。

 通常オーダーメイド枕を作成する場合、敷寝具の厚みや固さの違いによって身体の涼み込みが変わるので、現在お近いの敷寝具をお尋ねしたところ、最近ご購入したばかりの固めのスプリングマットレスをお使いということでした。

 身体の背面の凹凸がはっきり出ている「W型体型」の方は、固いマットレスの上で寝ると、どうしても腰や膝裏に隙間ができてしまうので腰に負荷をかけてしまう場合があります。
その場合、仰向けに快適に眠ることが難しくなるので横向き寝になる場合が多いです。
そして横向きに寝る場合、出っ張っている肩に圧力が集中してしまいます。
特に敷寝具が固すぎると肩が沈まないので枕を高くしてやらないと頭が落ちてしまったり、肩が圧迫される状態になってしまいます。

 オーダー枕は高さの調整が可能なので、枕の高さを高くすれば肩の負担を軽減することもできますが、肩への圧迫は残るのでより快適に眠るには敷寝具をどうにかするしかありません。

 当店では、オーダーメイドマットレスをはじめ肩に負担をかけないマットレスを多数ご用意していますので、それらに買い替えていただけれはより快適になると思いますが、購入されて数ヶ月しかたっていないそんなに安物ではないマットレス。ちょっともったいないです。

 そこで、おすすめさせていただいたのが、「オーバーレイタイプ敷寝具」。
今お使いの上に重ねて使うちょっと薄めの敷寝具です。

 今回数ある種類の中からお選びいただいたのが、マニフレックスの最新商品「マニコスモ」(シングルサイズ37,000円税別)です。
マニコスモ マニコスモは、マニフレックスマットレス日本販売20周年記念モデルで、今お使いの敷寝具の上に敷いたり、敷ふとんとして1枚で使用することもできる利便性の高いモデルです。
 先日生産終了したパッドJPと構造は似ていますが、一番の特徴は側生地内に抜群のクッション性があるエリオファイバーが内包されているということです。

マニコスモ中芯 中芯には、4cmのエリオセルを使用。身体をしっかり支えます。
表面のエリオファイバー部分が、身体の隙間をやさしく埋めてくれて体圧を分散します。

側生地は取り外して洗濯も可能だから衛生的です。
オーバーレイタイプでは初めて中芯のへたりに対して5年保証がつくという耐久性の高さも特徴の一つです。

 
マニコスモ よく売られている腰痛対策の敷寝具は、スプリングマットやエアウィーヴのようなの固くて弾力があり身体をしっかり支えてくれる系の商品と、テンピュールやトゥルースリーパーのような柔らかく身体を包み込み体圧を分散する系の商品がありますが、どちらかに特化してしまうと一部の方にしか合わない商品になってしまいます。
 それに対して適度な弾力とソフトなクッション性を持つマニコスモは、比較的フィットする方が多い商品なのではないでしょうか。

 
 マニコスモのようなオーバーレイ敷寝具は、その商品の性能はもちろんですが、下に敷く敷寝具によって、寝心地が大きく変わってしまいます。
 
低反発系のような柔らか過ぎる敷寝具や、へたりのきたスプリングマットレスの上に敷いても、ベースとなる部分が支えてくれないので身体が部分的に沈み込んでしまい、上にオーバーレイ寝具を敷く意味がなくなってしまう場合もあります。
そのような場合は、やはり下に敷いている敷寝具を含めて全体で考えていただく必要がなります。
 
また、同じオーバーレイ敷寝具でも固いやわらかい、厚い薄いの違いがあるので、現在お使いの敷寝具の状態と、身長、体重、体型から最適なものを選ぶ必要があります。
ネットやチラシでなんとなく良さそうと選ぶのではなく、実際に見て、寝てみて確かめて、説明を聞いて判断することをおすすめします。

 それから、オーバーレイ敷寝具の使用は、あくまでも「対処療法」で、補助的な役割のものになります。
本来お使いの敷寝具がきちんと身体を支えてくれて体圧を分散してくれたら必要のないものなのです。
しっかり快眠したいのでしたら、自分に合ったバランスのとれた敷寝具と枕に替えるという選択肢も考えてみてください。
その際は、しっかり体型測定をして、あなたにピッタリフィットの敷寝具と枕をご紹介させていただきますよ。

 冒頭のお客様は、マニコスモとオーダーメイド枕で肩への負担が全然違うということで喜んでいただけました。
朝起きて、首が痛い、肩がこる、腰が痛いという方は、枕と敷寝具が自分に合っていない可能性があります。
自分に合った、身体に負担をかけない敷寝具と枕をお使いになってはいかがですか。

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