オーダー枕の再調整

 いつもオーダーメイド枕の調整をするときには、お客様の敷布団により近い感じを再現しで最終調整をしていますが、やはり枕を作りに来ているのに敷布団の硬さを聞かれても「こんな感じかな?」としか分からないですよね。
 
 オーダーメイド枕をお作りさせていただくと、皆様「早く家に帰って寝たい!」とわくわくされてお帰りになりますが、敷寝具の硬さや厚みの違いで合わない場合もよくあります。
今日も先週お作りしたお客様が、何名かオーダーメイド枕の再調整に直しにご来店されました。
 
 再調整に来られると、お使いのベットマットレスや敷布団の硬さの違いが分かり、敷寝具の違いで寝心地がこんなに変わるんだと皆様驚かれます。
改めて敷寝具の硬さをお伺いして、高さの再調整をすると、身体が敏感になっておられるのか、はじめよりもとてもスムーズの合わせることができます。

 調整をしていると、お客様が高さの違いに敏感になっているのが良く分かります。
まっすぐな姿勢で寝るということをイメージできるようになり、普通の枕では気にならなかったような、首元や後頭部のわずか5mmの高さの違いでも気になるようになるんですね。

 
 また、中素材でも寝心地を左右することもあります。
ユーキのオーダーメイド枕では、固さの違う5種類の中素材からお好きな素材をお選びいただくのですが、こちらが中々曲者で、ちょっと寝ただけの場合と一晩寝た場合では感触が変わってくる場合もあるので、合わない場合は選び直すことが必要です。
高さ調節は基本10年間無料なのですが、しばらくお使いになられた場合の中素材の変更は有料(3,150円)となります。
お作りする際に気になるようでしたら、中素材の違うサンプルを複数お作りして寝比べで頂くこともできますよ。
今日調整に来られたお客様は、中素材を「固め」をお選びいただきましたが、一晩寝たら頭が痛くなったということで、「やや柔らかめ」に中素材を入れ替えを致しました。

 しかし、オーダーメイド枕は基本頭部全体を均等に支えように調整を行うものなので、部分的に痛くなる場合は高さが合っていないことが一番に考えられます。
高さ調節さえしっかりすれば、それほど中素材の硬さの違いからくる寝心地の違いによる違和感は少なくなるでしょう。


 多分、安眠したいと考えておられる方も、敷寝具と枕の硬さや高さの違いによるバランスについては、あまり気になされてはないのでしょうか。
腰に良い敷ふとんはとにかく硬い方か良いとか、頭にピッタリフィットする低反発枕が良いとか単独で考えてもバランスを考えなければ良い選択はできません。
そのためには、自分の体型を知るということが最も大切になります。
今まで感じる事ができなかった枕と敷寝具の硬さと高さが敏感に感じることができることが安眠への第1歩になるのではないでしょうか。

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