羽毛ふとんリフォームの価格変更について
古くなった羽毛ふとんの中身を取り出し、新しい側生地に入れ替える「羽毛ふとんのリフォーム」。おかげさまで今年の春夏も50枚以上の羽毛ふとんリフォームをお取り扱いさせていただきました。
羽毛ふとんの普及率が上がっているためか年々取り扱い数も増えています。
以前は、30年以上前のダウン50%~70%の直接キルトの羽毛ふとんとかも多かったのですが、最近は現在主流の立体キルトのダウン85%以上の羽毛ふとんが多くなってきました。
やはり古すぎる羽毛や、ダウン混合率の悪い羽毛を仕立て直しても、正直お客様のご希望のカサ上がりにならない場合があります。その辺りは、リフォームする前にもご説明させていただき、買い替えの方がリフォームよりお得になる場合があることをお話するのですが、「昔高かったから」とか「親に買ってもらったから」と言われるとなかなかお断りできず、カサ上がりの悪いことをご納得の上でお受けする場合もございます。
しかし最近は、あまりそういう羽毛ふとんは出てこなくなり、15~20年前位のいわゆる「ご婚礼ふとんセット」の羽毛ふとんのリフォームが多くなっています。特に、絹50%綿50%の絹交と呼ばれる側生地を使った羽毛ふとんが今年は特に多かったです。
この絹交側生地を使った羽毛ふとんは、光沢があって高級感があるのでブライダルふとんとして人気がありましたが、綿100%と比べると絹が混じっているので強度が低く、最近では当店では取り扱いをしておりません。
この絹交の生地を使った羽毛ふとんは、当然高級品として売られていたのですから当然中の羽毛も上級グレードのものが入っていることが多いので、買い換えるよりはリフォームのほうがお得な場合が多いです。
今年に入ってからは羽毛ふとんの中に入れる原毛の価格が高騰し、各メーカーの新柄羽毛ふとんも昨年比150~200%アップと値上がりしております。
ですので、以前は買い替えをおすすめしていた事例でも、今年はリフォームの方がお得になる場合の方が多くなるかもしれません。特にダブルをシングルに仕立て直す場合は、足し羽毛が不要なので原毛の価格に左右されないので大変お値打ちになっています。
逆に足し羽毛をする場合は、以前よりも原毛価格が上がっているので価格を変更せざるを得ない状態になってしまいましたので、大変ご迷惑をおかけしますが9月1日より羽毛ふとんリフォームの価格を改定させて頂くこととなりました。
新しい価格は、こちらでご確認できます。その他のコースもございますので、ご不明なことはお気軽にお問い合わせください。
皆様には大変ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、何卒ご理解の程宜しくお願い申し上げます。